「天覧山谷津里づくりプロジェクト」報告

2008.4.27 大石 章(守る会会員)

 

 
曇り空の中、朝9時集合で、いつもより多い20人以上の人が集まっています。今回は「第2回里山復活祭」で、作業終了後にごちそうを用意して、特に広く呼びかけて人を集めたからです。
 
みな、手に手に道具を持ち、天覧山谷津(ホタルの里)に向かいます。ウワミズザクラが満開で、私たちを迎えてくれます。
 
今日は、前回に引き続いての池づくり、特に、池周りの畦を間伐材で補強する作業のほか、周辺の間伐、池の下流部の草(アシ)刈りを行いました。ここに生息するカヤネズミに配慮して、草刈り範囲も抑えています。
 
特別な役割分担はありませんが、間伐する人、間伐材で杭をつくる人、杭を打つ人、草を刈る人と何となく分かれ作業を進めましたが、人数が多いため、1時間もすると目に見えて作業が進みます。合間にミニ自然観察会も行われています。
 
11時には作業を終えると、ごちそうが待っています。今回は旬の竹の子ご飯(てんたの会担当)と豚汁(西川木楽会担当)です。竹の子ご飯には、お新香と山椒の木の芽が添えられ、いい香りです。
 
最後に、トンボ池の外来種オオフサモとオオカナダモを除去して作業を終了しました。帰りに、ようやく芽吹きはじめたエノキを見るとオオムラサキの幼虫が、草原にはツマキチョウが飛び交っていました。


 

「天覧山谷津里づくりプロジェクト」報告

2008.3.23 大石 章(守る会会員)

 

3月23日(日) 晴れ

「天覧山谷津の里づくりプロジェクト」の作業も4回目となりました。今日は、4月20日のイベントに向けて、ため池周りのあぜ道を、子どもたちも歩けるようにするために、丸太を並べる作業です。

丸太は、美杉台の森の間伐材を活用したもので、まず杭を打って丸太を固定します。杭は、腐りにくいようちゃんと皮を剥きました。

今回も20人近い多くの人が集まり、参加者もだいぶ慣れてきたせいか、作業もはかどりました。気温も20度近くになったため、キブシや湿地のネコノメソウが咲き出し、ルリタテハ、キタテハ、ミヤマセセリ、ビロードツリアブも飛び、ため池や水路にはトウキョウサンショウウオの卵が20個近く産んでありました。

最後に、東谷津でかなり増えてきたアカガエルの卵を、卵が少ないこちらのため池に移しました。来年はカエルがもっと増えてくれるといいですね。


 


 

「天覧山谷津里づくりプロジェクト」報告

2008.2.24 大石 章(守る会会員)

 


  16人ほど集まりましたでしょうか。 以前刈り払った ため池予定地の上流部を、水路整備の関連で少し木、竹、笹を刈り払ったほか、ため 池部分を掘り返し、少し形ができてきました。皆、好きなことをやっていましたが、降り口は階段をつくる人もいて、それぞれ得意な作業をしながら、だんだん里山らしくなってきています。